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幻の花

 

作詞.作曲.編曲:ひとしずく×やま△

:校條拳太朗仲田博喜友常勇気土井一海


[]朧(おぼろ)の月が照(て)らす

[仲]刃(やいば)にそっと  憂(うれ)いの色

[友]儚(はかな)く木霊(こだま)する

[土]空蝉(うつせみ)の声  掻(か)き消(け)した

 

[校仲]砂塵(さじん)に舞(ま)う   命の影(かげ)

[友土]夢果(ゆめは)てて  散(ち)りゆくのなら

[校仲]せめて今  刹那(せつな)の幻(まぼろし)でいいから……

[友土]願い、乞(こ)わせて

 

[仲土]もしも   この世界が終わるというなら

[校友]優しい夢の中で   君と笑っていたい

[仲土]幻(まぼろし)の花の香(かお)に惑(まど)わされながら

[校友]預(あず)けた背中越(ご)し   鼓動(こどう)を重(かさ)ねた

 

[]明(あ)かりの射(さ)さぬ夜に

[仲]零(こぼ)れ落(お)ちた   涙の雨

[友]闘志(とうし)を滾(たぎ)らせて

[土]出陣(しゅつじ)の閧(とき)   高らかに

 

[校仲]荒(あら)く鳴(な)いた   刃(やいば)の声

[友土]断(た)ち切(き)った   願いの欠片(かけら)

[校仲]抜(ぬ)き放(はな)つ  魂(たまし)が燻(くすぐ)る心を

[友土]熱(あつ)く燃(も)やして

 

[仲土]たとえ   この世界に未来がなくても

[校友]刃(やいば)を振(ふ)り続(つず)け   戦(たたか)い抜(ぬ)く運命(さだめ)

[仲土]吹(ふ)き抜(ぬ)けるそよ風に 祈(いの)りを託(たく)して

[校友]振(ふ)り返らず駆ける   夜明けを探(さが)して

 

[土]もしも この世界が終わるというなら

[友]抗(あらが)い続(つず)けるよ   君と、生きるために

[仲]落(お)ちた  涙の先(さき) 伸(の)ばしたこの手に

[]君と笑い合(あ)える  明日(あず)を掴(つか)むまで

 

[友土]たとえ  この世界に未来がなくても

[校仲]諦(あきら)めずに進(すす)もう   変(か)えられると信(しんじて

幻(まぼろし)の花の香(かお)に 惑(まど)わされながら

預(あず)けた背中越(ご)し   夜空を見上(あ)げた

輝(かがや)く月を背に   花吹雪(はなふぶき)が舞(ま)う

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